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IP(知的財産)企画

ISOコンテナデータセンター
 日本フルハーフ株式会社様と開発契約を締結し、当社はISOコンテナデータセンターの全体設計とプロジェクトマネージメントを担当しました。
 ISOコンテナデータセンターの特徴は、以下の通りです。 
  ISOコンテナの持つ構造的性能
  オールインワン
  PUE 1.1を実現する新空調システムの開発
  コンテナ専用ラック
  運用監視システム
  トライブリット電源
  ISOコンテナデータセンター仕様 
 
■ISOコンテナの持つ構造的性能

1.自由な移動が可能
 国内のコンテナ型データセンターは、ユニット型の建造物のため、大きさや形状が自由に設計できます。これは、一見便利そうに見えますが、容易かつ安価に移動することはできないのが実情です。移動可能なISOコンテナは搬入も容易ですが、撤去も容易に行えます。そのため、需要に応じたシステム増強や削減のオペレーションを可能にします。

2.地震対策
 巨大地震に耐えるデータセンターを建設するためにはコストが高くなります。ISOコンテナデータセンターは、安価で耐震性に優れたデータセンターです。その内容は以下の通りです。
 ・高層ビルと同じH鋼による軸組構造
 ・多段積みの重量に耐える強度
 ・地震以上のねじれや変形対応を求められるISO試験

3.屋外設置が可能
 ・ISOコンテナデータセンターは、冷凍コンテナをベースにしており、アイスクリームを溶かさない断熱性を有ししています。
 ・外部と内部を完全遮断することで結露対策が図れ、氷点下20℃から摂氏40℃の屋外環境での設置を可能にします。
 ・植物工場コンテナとして、中近東での稼働実績があります。

4.電磁対策
 ・日本軽金属株式会社様の電波暗室の技術を用いることで、電波を放出しない、受けないデータセンターを実現します。

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■オールインワン

 8本の19インチラック、100KW相当のPDU、設備監視システム、空調(主+副)システムなど、すべての機能を20フィートのISOコンテナに納めてオールインワンで提供します。コンテナ1台からの導入やシステム規模に応じた複数台での導入、柔軟なシステム拡張など、様々なニーズに対応します。  
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■PUE 1.1を実現する新空調システムの開発
 データセンターの最大の課題は、消費電力の削減です。通常のデータセンターでは、IT機器が消費する電力と同等以上に冷却設備で電力を消費しています。現状では、以下の3種類の冷却方式が用いられていますが、それぞれに課題があります。

・電気式空調冷却方式  →  大量の消費電力
・水冷式冷却方式      →  水資源の確保、水質の維持
・外気冷却方式        →  空気フィルター、IT機器の寿命、寒冷地・高多湿での動作

 そこで、既存の冷却方式とは全く異なる高効率の空調方式を、株式会社デンソー様と開発しました。
 間接外気冷却空調は、外気を熱交換パネル(写真@)に触れさせることで、IT機器が排出する熱を冷却します。間接外気冷却空調で使用する熱交換パネルは、面積が広い程冷却能力が高くなり、今回は総面積が73,600u(約2万坪強)※1に及ぶ熱交換パネルがコンテナに収納され、外気温が20℃以下では60〜80kw/コンテナの冷却性能を有します。
 ただし、外気温以下に冷却することはできないため、外気温度の高い夏場は副空調システム(エアコン)により能力不足分を補います。
 また、膨大な電力を消費する電気式空調装置(エアコン)と異なり、新しく開発した空調システムは自然現象を応用することで、最小限の消費電力での運用を実現します。そのため、1ラック当たり6KWの負荷で、PUEは夏でも1.3、夏以外では1.1以下、通年で1.2以下を達成します。

※1:CTC Data Centerの総床面積(5センターの合計、76,000u)、IDC総床面積では国内2位に匹敵する面積
   出展:データセンター完全ガイド 2011年春号(IDC何でもランキングより)
 
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■コンテナ専用ラック
 コンテナ専用のラックを日東工業株式会社様と新規開発しました。主な特徴は以下の通りです。

 @ラックの上下をコンテナ筐体と結合することで、揺れを最少にします。
 A熱交換システムと一体構造で、ラック内部の廃熱はラック内蔵の熱交換で処理を行う。
 Bホットアイル、コールドアイル区分が標準ですが、 IT機器を片面差しと両差しをラック毎に混在できます。
 C分散PDU内蔵。ラックブレーカー及びコンセント内蔵。対応電源はAC100V×24口、AC200V×12口、DC24V×32口。
 Dラック間渡りケーブル用専用通路

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■運用監視システム
 コンテナ内の状況を監視する運用監視システムを日東工業株式会社様と新規開発しました。コンテナは”24x7”無人での運転が可能です。
 コンテナ内部には、50以上のセンサーを配置し、庫内温度、湿度、外気温、使用電力、PUE値など、コンテナ内の状態を常に監視し、状態を記録するとともに、問題が発生した場合は速やかに通知します。さらに、監視担当者は、プルダウン方式により必要な情報の履歴にアクセスが可能です。

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トライブリット電源
 従来のデータセンタは、電力会社から購入する商用電源が前提でした。
 トライブリッド電源は、データセンター全体を直流動作対応にして電源を自然エネルギーと商用電源とバッテリーの複合電源を効率よく使うシステムです。IT機器毎にバッテリーを接続する事で、IT機器や業務毎にSLAを設定出来ます。
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ISOコンテナデータセンター仕様

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