平成21年 8月13日
報道関係者各位
株式会社アイピーコア研究所
代表取締役 品川 雅之
19インチラックへの実装率を最大限にするデータセンタ向けサーバを発売
~サーバのコンパクト化、軽量化、省電力化により、業界最高水準の搭載台数を実現~ |
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株式会社アイピーコア研究所(本社:東京都杉並区、代表取締役:品川雅之、資本金:660 万円)はこのほど、19インチラックへの実装率を最大限にするデータセンタ向けの新しいサーバを開発し本日より販売開始します。
データセンタでは19インチラック単位で利用可能な総電力量及び総重量が決められています。近年IT 機器の高性能化、情報量の増加に伴い機器の消費電力が増加し、19インチラック全てのスペースに機器を搭載することができず非効率な状況にあります。当社は、19インチラックへの搭載率が100%※1となるように、1U当たりに許される消費電力や形状や重量を初めに設定し、その値を最優先にした製品設計・開発を行うことによって、19インチラックへのサーバ実装率を最大限にすることを実現しました。
今回、開発した『NX120』は、Intel® 4Core プロセッサー搭載しながら実稼動時(CPU負荷率50%)電力が約85Wと従来サーバの約1/2となる低消費電力と高性能処理を両立させました。本体奥行きサイズも従来機の約1/2~1/3とコンパクトかつ軽量の筐体を採用することにより、19インチラックへ40台搭載可能となり100%の実装率を実現します。また、データセンタ専用に設計された電力や床耐荷重に余裕があるデータセンタ※2では、両面実装により倍となる80台のサーバを搭載することも可能です。
更に高信頼の産業用コンピュータ仕様で開発したため、連続長期間無停止動作及び耐温度性に優れています。副次的な効果として製品廃棄までの期間が長く長期間ご使用頂けるのと、通常より高い室温での動作が可能で空調設備の電力削減にも効果を発揮します。
当社では、今後もデータセンタにおける課題解決に向けた製品提供や、データセンタのグリーンIT の推進に貢献していきたいと考えています。
1.販売価格
NX120Q Intel® CoreTM2Quad 9550S プロセッサー搭載 オープン価格
NX120X Intel® Xeon® L3110 プロセッサー搭載 オープン価格
2.出荷開始 平成21年9月末より
3.販売目標
IDCに設置する大量のホスティングサーバ、アプリケーションサーバ、SaaS用サーバとして、今後2年間で2,000台を予定しています。
4.NX120の特徴
①低消費電力
インテル社製CPUの中でも低消費電力かつ高性能なCPUと、周辺チップセットも低消費電力な部品を組合せて全体の低消費電力を実現した。
②コンパクト・軽量設計
一般的な1Uサーバの1/2~1/3の筐体サイズに収まる小型産業用マザーボードの採用と、建築の壁加重構造を応用し強度を増したジュラルミン筐体を使用することによって、コンパクト化と軽量化を実現した。重量4kgは一般的な1Uサーバの約1/2である。
③前面に全インターフェースを集中
ネットワーク、電源、I/Oなどの全インターフェースを前面に設置することで、19インチラック両面からの実装を可能にした。(両面実装の場合、80台のサーバ実装※2が可能)
④高信頼性システムの構築
産業用コンピュータ仕様で開発したため、連続長期間無停止動作及び耐温度性に優れる。サーバ製造及び品質検査も国内工場で実施するメイド・イン・ジャパンである。
⑤各モデルの19インチラック搭載台数と電力、重量の関係 |
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5.製品仕様
NX120仕様
※1:オフィスビルをデータセンタとして使用している場合
19 インチラックは40U、供給電力 3KVA、床耐荷重 350Kg/㎡(但し、19 インチラックの自重を120Kg)とした時に、全てのスペースにサーバの搭載が可能。
※2:データセンタ専用に設計(建設)されたビルの場合
19 インチラックは40U、供給電力 6KVA、床耐荷重 500Kg/㎡(但し、19 インチラックの自重を150Kg)とした時に、全てのスペースにサーバの搭載が可能 |
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<本件に関するお問い合せ先>
下記、メールアドレスまでお問い合せください。
e-mail toiawase@ip-core.jp |
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