平成21年 8月13日
報道関係者各位
株式会社アイピーコア研究所
代表取締役 品川 雅之
太陽電池で動作しCO2排出ゼロを実現したIAサーバを発売 |
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株式会社アイピーコア研究所(本社:東京都杉並区、代表取締役:品川雅之、資本金:660 万円)はこのほど、太陽電池で動作が可能な新しいサーバを開発し本日より販売を開始します。本サーバにより世界で初めてサーバ分野におけるCO2排出ゼロが実現可能になりました。※1
サーバは商用電力を供給し従来機は100W以上の電力が必要でした。今回開発した『NX51』は低消費電力とサーバとしての性能を両立させて、10Wの電力で動作し、従来機比1/10以下を実現しました。
太陽電池は最近普及が始まりましたが、多結晶シリコンの場合1u当たり100Wの電力が得られます。日本における年間稼働平均値は、一般的に0.12※2とされているため、これを考慮すると1u当たり実質12Wの発電能力ともいえます。サーバ消費電力が10Wであれば、2次電池と組み合わせることで24h×365日、CO2発生がゼロのサーバ運用が実現出来ます。
更に高信頼の産業用コンピュータとして開発したため、連続長期間無停止動作及び耐温度性に優れています。副次的な効果として製品廃棄までの期間が長く長期間ご使用頂けるのと、高い室温での動作が可能で空調設備の電力削減にも効果を発揮します。
応用例は、デスクトップ無音サーバ運用、一般事務所でのサーバシステム構築、データーセンタの19インチラック搭載サーバ、車載サーバ、商用電力の供給困難な場所でのサーバ構築、などのニーズに対応します。
1.販売価格
NX51 オープン価格 エンジニアサンプリング価格 20万円(税別)
2.出荷開始 平成21年9月末より
3.販売目標 今後3年間で20,000台を予定しています。
4.NX51の特長
@低消費電力
IA(インテルアーキテクチャ)でありながら、組込コンピュータ技術を応用し、低消費電力のCPU(IntelAtom Z530)と周辺チップセット(Intel
US15W)に組込用途の低消費電力な部品を組合せることで消費電力10Wを実現した。
ACO2発生がゼロサーバの実現
太陽電池と2次電池と充電制御装置との組合せにより、昼間は太陽電池からの給電によるサーバ運用と2次電池への充電を行い、夜間や曇りや雨で電力が不足する場合は、2次電池からの給電により継続した運用を可能にする。これにより商用電源を一切使わずCO2発生ゼロを実現した。
Bコンパクト・軽量設計
製品は1リットルBOX型、約800グラムという小型軽量サイズ。従来のIU型サーバの1/10を実現し、コンパクトな筐体を活かした様々な運用形態が可能です。データーセンタの19インチラック搭載時はラックに約250台、消費電力は2.5KVA、搭載可能。
C高信頼性システムの構築 産業コンピュータ仕様により連続長期間無停止動作及び耐温度性に優れている。
専用システム構築用のコンパクトフラッシュ及び汎用サーバ用の半導体記憶装置(SSD)を標準採用。駆動部分が全く存在しないシステム構築が可能。
D無音動作サーバ
デスクトップ運用時はFANレス動作が可能で、SSD搭載と合わせて無音サーバ運用が可能。
5.製品仕様
NX51仕様
※1:1u程度の太陽電池と2次電池及び充電制御装置を組み合わせて運用した場合
※2:NEDO「太陽光発電システムの発電量算出例」を参照
http://www.nedo.go.jp/nedata/16fy/01/b/0001b005.html
−以 上− |
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<本件に関するお問い合せ先>
下記、メールアドレスまでお問い合せください。
e-mail toiawase@ip-core.jp |
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